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小さいときのこと
キナコは2008年12月1日に銚子のとある神社に捨てられました。
まだ3ヶ月ちょっとくらいでした。

たまたまその辺りを散歩道にしているモチ(モチもボランティア団体から引き取られた保護犬)が見つけてくれました。
外飼い犬の未避妊、その結果生まれた子犬に何の責任も感じないどころか、12月の寒空に段ボールに入れて放棄する非情さ、、、保健所で処分される多くの犬の現状がこれだけ報道されていても、まだまだ問題意識の薄い飼い主さんが多いんですね。
(モチはこんなワンコだよ)

うちはその数ヶ月前から、高齢で持病があり、あまり外出できない母のお留守番相手に…と、有る程度落ち着きのある成犬を引き取ろうと「里親掲示板」を見ていました。
犬を飼うのは初めてでしたが、母は猟犬の居る家庭で育ったため犬は大好きでしたし、私も「飼うなら保護犬。ペットショップなんてとんでもない」と考えていました。

しかし、なかなかボランティア団体からの引き取りは難しかったのが実情です。
よく「先着順ではない」と明記してあるものの、何日か考えてから申し込みをすると「もうトライアルに入ってます」とか、成犬だと「今までの生活習慣からマンション暮らしは難しそうだ」とか「お年寄りだけとの留守番は心配…」とか。

まぁ「今どうしても飼いたい」という程ではなかったので、正直そういうやりとりが面倒くさいな~と感じる部分もありましたし、プライベートな内情(例えば仕事や収入、家族構成、留守時間etc…)をかなり詳しく聞かれる割に結局はダメ、ということが何度かあって半ば諦めかけてもいました。

そんな折り、知り合ったある個人保護活動家の方から「最初は少し手が掛かっても、子犬を引き取った方が貴女の生活スタイルに合った犬に育つかも知れませんよ」というアドバイスを頂きました。
子犬の持つエネルギーには到底ついて行けない、と考えていた私たちには目から鱗でした。

そして、掲示板の子犬にも目を向けるようになった頃、「見つけた子犬を保護したいけれども、既に1頭飼っているし、小さい子供もいるので困っている」という書き込みが目に留まったのです。
まるっきり善意の個人の方の投稿でした。

冬の寒々した空気を背景に、後ろから支えられてカメラを向かされたその子犬は、薄汚れた白っぽい毛並みと黒い目鼻が印象的でした。
引き取ろうと考えていた月齢より随分小さかったですが、私はどうしてか迷わず連絡、すぐにお返事が来ました。

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あとで聞いたところによると、私以外にも「犬、未だ居ますか?」とか「トイプードル入ってますか?」等々とんでもなく失礼なメールや、里親掲示板が要注意人物としている虐待目的の悪人からのアプローチも有ったそうです。
あぶない、あぶない。
当時の詳しい様子はこちら

その後は、トントン拍子に話が進みます。
保護者のAさんご夫婦は美容院を経営されており、モチはそこの看板犬。
子犬はその毛色からキナコと名付けられ、早速病院で虫下しや予防注射をして貰えました。
昼間は大人しくクレートで過ごし、朝晩のお散歩はモチと一緒。
慣れてくると夕方からは店内に放して貰ったり、随分可愛がられて過ごしたようです。
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そして天皇誕生日とお店の定休日が重なった12月23日、キナコはAさんご一家&モチに付き添われはるばる高速でうちへやって来ました。体重は4kg程でした。
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Top▲ | by my_only_kin | 2010-09-29 18:37 | 子犬のころ | Comments(2)
Commented by ナックリン at 2010-09-29 19:31 x
初めての書き込みです。

キナコちゃんの小さい頃の写真が見られて凄く嬉しいです。
かわいいね~!
二人を見ていると、何だかキナコちゃんはジンコの側にいるために生まれてきたんじゃないかなと、たまに思う事があります。
きっと強い絆で結ばれてるんじゃないかな?

また会いに行きますね。
Commented by my_only_kin at 2010-09-29 20:36
ナックリンさん、書き込みありがとう!

犬を飼うのは初めてでしたが、なんだか試行錯誤しているうちに知らず知らずキナコは家族の一員になってしまったみたいです。
今思うと、もっと子犬の頃の写真撮っておきたかったし、時間を充分に使って可愛がってあげたかったけど、その分の反省が今の生活に生かされているとも思えます。

以前初めてお会いした方に「2人は親子と言うより姉妹ですね」と評されたことが、とても印象に残ってます。
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